はじめに
最近の気圧の変化が激しいせいか、鎮痛薬の接客が増えています。
中でも、頭痛薬が原因で眠れなくなったというお客様のケースがあり、
今回はその事例に基づき、鎮痛薬よる睡眠障害についてお話しします。
相談内容
眠れないので眠れる薬が欲しいという相談でした。
併用薬は市販の鎮痛薬で、痛はそこまで酷くないが毎日頭痛薬を飲んでいて、
眠れなくなってきたので鎮痛薬と一緒に飲める睡眠改善薬が欲しいという内容でした。
アプローチ方法
鎮痛薬に含まれる鎮静剤に注目し、ブロモバレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素の習慣性により継続的な使用が続いており、その結果としてカフェインにより睡眠に影響が出ていると考えました。
習慣性がある成分を急にやめてしまうと離脱症状から眠れなくなる可能性があるため同じ成分を含む睡眠改善薬への切り替えを提案しました。
結果
数日後、お客様からは睡眠改善薬のみで良質な睡眠が得られ、頭痛もなくなったとの報告がありました。
離脱症状対策として、休みの前の日には飲まない等、徐々に薬を減らしていくアプローチを取りました。
現在も経過観察中ですが、薬を使用しなくてよくなることを期待しています。
まとめ
鎮痛薬の不適切な使用が眠りに影響を与えることがあります。
痛みは体の異常を知らせる重要な機能です。
ですが、慢性的な痛みは生活の質(QOL)を低下させますので、症状に合わせた適切な薬の使用が大切です。
もしかしたら私も? と思った方は医師、薬剤師、登録販売者等にご相談ください。
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